怖いものについて知ることで怖くなくなる
2018年3月7日(水)放送「ホンマでっか!?TV」の悩み相談のコーナーで、心理学者・植木理恵氏が発言した内容が興味深かったのでメモ。
「低気圧に弱い体をなんとかしたい」という悩みに対する植木氏の回答は「低気圧博士になる」こと。
以下は番組中の植木氏の発言を書き起こしたもの。
どのくらいの気圧の時にどういう調子だったということを事細かく記録してください。すごく、そのことばっかりを考えるっていう方法があるんですね。漫然と何かそうじゃないかな、気圧のせいで具合が悪いんじゃないかな、ぐらいの時が一番、人は苦しいんですよ。だけど、どのくらいの湿度で、どのくらいの時、自分はこういう失敗をしたとか、こう上手くいかなかったということをはっきり分かると興味を持ってくるんですよ。で、ちょっと低気圧が楽しみになったりするんですね。極端な話、例えば心霊の研究をしている人っていうのは、普通の人よりもお化けが怖くないです。心理学者は、やっぱり傷つくことはありますけれども、普通の人よりも傷つくことは怖くないです。
出展:2018年3月7日(水)放送、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」
怖れているものについて深く理解することが恐怖を和らげることに繋がる、という逆説的なアプローチ。
また、怖いものに対して、受動的なのか、能動的なのかによって苦しみが変わるという。完全に取り除くことは出来なくても、自分のあり方次第でただ怖いだけのものではなくなるということだろう。
あっという間に2月が終わる
早い。この前年が明けたと思ったら、もう2月も終わり。
くだらない事しか書いていないブログだが、なんとか続いている(1日休んでしまったが)。
ブログを始めて今日で17日目。相変わらず書けないもどかしさはあるが、自分が思ったことをとにかく吐き出すということには、多少慣れてきた感じがある。
まともな文章が書けるようになるまでには、まだしばらく時間がかかりそうだが、何とか続けられそうな気はしている。
来月も書くぞ。
『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』を読んだ
こちらのエントリーに触発され、先日購入した本でチャレンジしてみる。
なお、今回試すのは「ペア」で読むことではなく、時間制限を設けて読み、アウトプットすることが趣旨。ついつい、ダラダラと読んでしまう、読んでアウトプットまでの間隔が空いてしまうなど、問題を感じていたから。
さて、ここからが本題。
本書は2002年に出版された文庫本。1996年に出版された単行本の内容に改定を加えたものだ。
閉塞感が募る時代にあっても、人は何らか選択をしながら生きている。だからこそ、ネガティブにならず自分自身で考えることが必要だと筆者は主張する。ステレオタイプつまり、固定観念に囚われずに自分自身の視点で物事を捉え直すための方法が書かれた本である。
本書の構成は基礎編と実践編に大別される。第1章・第2章が基礎編、第3章・第4章に実践編に当たる。各章をざっとまとめるとこんな感じだ。
第1章 創造的読書で思考力を鍛える
考える力を鍛えるためには「批判的に読む」こと。要点は以下のとおり。
- 情報を鵜呑みにしない
- 著者のねらいを掴む
- 著者の論理(主張と理由)を追う
- 著者の前提を探る
第2章 考えるための作文技法
思考を論理的に表現する力を鍛える方法が紹介されており、ざっくり2つのパートに別れている。
1つ目は、「論理的に書く」こと。要点は以下のとおり。
- まず結論から。その後、理由を述べる
- 複数の理由がある場合は、あらかじめ伝えておく
- 判断の根拠を明確に示す
- 根拠に基づいた推論なのか、断定なのかを示す
- 論点が変わる時は、それを示す
- 文と文の関係を明確に示す
2つ目は、「批判的に書く」こと。要点は以下のとおり。
- 複数の視座・視点・視野を想定して、それぞれの立場から批判や反論をする
第3章 問いの立てかたと展開のしかたーー考える道筋としての<問い>
「疑問」と「問い」の違いは重要だ。「疑問」は考えることの始点となるが、感じるだけのものだ。一方、「問い」は答えを出すことが前提だ。「疑問」と「問い」の間にボトルネックがある。
いかにして「疑問」を「問い」に変えるか?その要点は以下のとおり。
- 「疑問」を分解して答えが出せる「問い」に変える
- 原因と結果の因果関係を考える
- それが本当に原因なのかを考える(他の条件の同一性)が特に重要
- 原因→結果の関係になっているかを考える(原因の時間的先行)
- 原因と結果に相関があるかを考える(共変関係)
- 他の要因(重要かつ、同時に変化するもの)の影響(いわゆる疑似相関)を取り除く
複眼的に考える方法(第4章)
本書の主題である「知的複眼思考法」を身につける方法。要点は以下のとおり。
- 問題の要因を分解し、要因同士の関係、全体への影響を考える(関係論的な視点)
- 逆説的に物事を捉えて、意図しない結果を探す
- 問うこと自体を問う
まとめ
当初、読書、アウトプット(文章の骨格のみ)にそれぞれ30分、清書に60分を予定していたのだが、ハードルが高かった。
今回、トータルで6時間ほどかかった。事前知識があるため、ある程度速く読めたが速読も未熟。本の大事な部分も書き切れていないし、書き足したい、書き直したい思いでいっぱいだ。
とはいえ、時間制限を設けて読んで、書く、というのは集中できたし、楽しかった。
というわけで、今日はこの辺で。

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
- 作者: 苅谷剛彦
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Twitterでアウトプットを始めた
Twitterアカウントのロックが無事に解除され、Twitterの方でもアウトプットを始めた。
ブログよりは書きやすいし、ツイートをネタに何か書けるかもしれないので一石二鳥だ。
なるべく雑食気味に色々なテーマについてツイートしようと思ったが、やはり得意でないものには一言のコメントも難しい。
興味も知識も少しずつ広げていこう。
まずは質より量ということで、ツイート回数を増やすのが目標。
アカウントはこちら。気が向いたらフォローしてください。 twitter.com
Twitterアカウントがロックされたので異議申し立てしてみた備忘録
はてなブログとTwitterを連携させようとアカウント登録したのだが、直後にロックされてしまうという問題が発生。
電話番号入力を促す画面が出て、先に進めない。
ググってみると、同じような状況に遭遇した人は結構いるようだ。
電話番号を登録せずにロックを解除することもできるようなので、備忘録として手順をまとめる。
まず、以下のフォームから異議申し立てする。
Appeal an account suspension or locked account | Twitter Help Center
「この問題はどこで発生しますか?」、「問題の詳細」、「氏名」、「Twitterユーザー名」、「メールアドレス」をそれぞれ入力する。
「氏名」は「Twitterユーザー名」と同じものを入力した。
送信すると、すぐに自動返信メールが返ってくる。
次に、自動返信メールに返信する。
ロックを解除して欲しいこと、電話番号を登録したくないことを明記して送信する。
メールを送った翌日、テンプレでロックを解除した旨のメールが返ってきた。
再度、Twitterへログインすると、無事ロック解除されていた。
意外と簡単に解除できたので、とりあえず一安心。