『自分のアタマで考えよう』読んだまとめ
ちきりんこと、伊賀泰代氏の著書『自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術』をざっくり読んだのでまとめ(あくまで、自分用のメモ)。
本の概要としては、自分で考えるとはどういうことか?どうすれば自分で考えられるのか?が書かれている本だ。平易なロジカルシンキング本といった印象。
本のタイトルにもなっている「自分のアタマで考え」るとは、どういうことか?
知識(知る)=他人が出した答え、思考(考える)=自分が出した答え。考える=決める。つまり、自分で決めること。知識という固定観念に囚われず、物事の両面を見て自分で決めることが重要。
こういった考えを軸に、自分で考えるための方法が1〜9章で紹介されている。この辺りは、他のロジカルシンキング本の方が詳しい。
なぜ自分で考えることが必要か?
自分で考えることができないと、
- 物事を自分で決められない。翻せば、他人に決められてしまう。
- 物事を正しく、深く理解できない。そして、そこから学ぶことができない。
- 可能性に気付けず、選択肢も狭まる。
という感じだろうか。
この本を読んで共感したのは、思考を言語化すること。言語化の重要性は感じていて、今もこうしてブログを書いている。書くことは習慣化できているので、次は視覚化を習慣化したい。
あと耳が痛いと感じたのは、考える力をつけるためには考える時間を増やすしかない、ということ。気をつけないと作業に没頭してしまう。考える時間は少しずつ増やしていこう。
他には、独自の軸を設定した表で事実情報を整理する「思考の棚」というメタファーはわりとイメージしやすい。要は構造化。情報が無くて空白になっている部分を穴埋めしていく感じ情報収集もしやすい。考えることも「備えあれば憂いなし」だ。
手に入る可能性がある情報と、そこから何が言えるか?の組み合わせを作るという話も出てきたが、これは仮説を持つということだろう。
読んでいて結構分かりやすいと本だった。もしかすると、自分の理解力が上がったのかもしれないが。

- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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