ある日の俺

アタマのモヤモヤを吐き出すブログ

『知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ』を読んだ

こちらのエントリーに触発され、先日購入した本でチャレンジしてみる。

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なお、今回試すのは「ペア」で読むことではなく、時間制限を設けて読み、アウトプットすることが趣旨。ついつい、ダラダラと読んでしまう、読んでアウトプットまでの間隔が空いてしまうなど、問題を感じていたから。

さて、ここからが本題。

本書は2002年に出版された文庫本。1996年に出版された単行本の内容に改定を加えたものだ。

閉塞感が募る時代にあっても、人は何らか選択をしながら生きている。だからこそ、ネガティブにならず自分自身で考えることが必要だと筆者は主張する。ステレオタイプつまり、固定観念に囚われずに自分自身の視点で物事を捉え直すための方法が書かれた本である。

本書の構成は基礎編と実践編に大別される。第1章・第2章が基礎編、第3章・第4章に実践編に当たる。各章をざっとまとめるとこんな感じだ。

第1章 創造的読書で思考力を鍛える

考える力を鍛えるためには「批判的に読む」こと。要点は以下のとおり。

  • 情報を鵜呑みにしない
  • 著者のねらいを掴む
  • 著者の論理(主張と理由)を追う
  • 著者の前提を探る

第2章 考えるための作文技法

思考を論理的に表現する力を鍛える方法が紹介されており、ざっくり2つのパートに別れている。

1つ目は、「論理的に書く」こと。要点は以下のとおり。

  • まず結論から。その後、理由を述べる
  • 複数の理由がある場合は、あらかじめ伝えておく
  • 判断の根拠を明確に示す
  • 根拠に基づいた推論なのか、断定なのかを示す
  • 論点が変わる時は、それを示す
  • 文と文の関係を明確に示す

2つ目は、「批判的に書く」こと。要点は以下のとおり。

  • 複数の視座・視点・視野を想定して、それぞれの立場から批判や反論をする

第3章 問いの立てかたと展開のしかたーー考える道筋としての<問い>

「疑問」と「問い」の違いは重要だ。「疑問」は考えることの始点となるが、感じるだけのものだ。一方、「問い」は答えを出すことが前提だ。「疑問」と「問い」の間にボトルネックがある。

いかにして「疑問」を「問い」に変えるか?その要点は以下のとおり。

  • 「疑問」を分解して答えが出せる「問い」に変える
  • 原因と結果の因果関係を考える
    • それが本当に原因なのかを考える(他の条件の同一性)が特に重要
    • 原因→結果の関係になっているかを考える(原因の時間的先行)
    • 原因と結果に相関があるかを考える(共変関係)
  • 他の要因(重要かつ、同時に変化するもの)の影響(いわゆる疑似相関)を取り除く

複眼的に考える方法(第4章)

本書の主題である「知的複眼思考法」を身につける方法。要点は以下のとおり。

  • 問題の要因を分解し、要因同士の関係、全体への影響を考える(関係論的な視点)
  • 逆説的に物事を捉えて、意図しない結果を探す
  • 問うこと自体を問う

まとめ

当初、読書、アウトプット(文章の骨格のみ)にそれぞれ30分、清書に60分を予定していたのだが、ハードルが高かった。

今回、トータルで6時間ほどかかった。事前知識があるため、ある程度速く読めたが速読も未熟。本の大事な部分も書き切れていないし、書き足したい、書き直したい思いでいっぱいだ。

とはいえ、時間制限を設けて読んで、書く、というのは集中できたし、楽しかった。

というわけで、今日はこの辺で。